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千葉オシム監督、名指しで巻を批判/J1
2005年8月22日(月) 9時49分 日刊スポーツ


前半、千葉FW巻(右)は混戦から押し込み先制点を決める


<J1:千葉2−1柏>◇第19節最終日◇21日◇柏
 日本代表で売り出し中の、千葉FW巻誠一郎(25)が、アウエーの柏戦で、先制ゴールの活躍で2−1の勝利に大きく貢献した。だが後半35分に2回目の警告を受け退場。試合後にはオシム監督の厳しい叱責(しっせき)を受けた。メディアからの注目度が高まる中、今までの謙虚さを失うなという名将ならではの愛のムチだった。
 大きな目が巻をにらんだ。試合後、多くの報道陣に囲まれる巻の後ろを通ったオシム監督は、5秒ほど足を止めてまな弟子を見つめた。巻は言葉を失い、首をすくめるようなしぐさでようやく恩師に応えた。
 「何もかもが足りない。そういうことだと思います」。オシム監督の後ろ姿を見送りながら、巻はつぶやいた。試合後の会見。名将は「巻の退場はいらなかった。彼の人生が大きく変わりだしているのは分かる。だが、さらに大きく成長するために、人に対して正しく振る舞うことを忘れてはいけない」と名指しで批判した。ロッカールームでは本人へ厳しい叱責もした。
 退場を除けば、プレーは上々だった。前半41分には先制弾でチームにリズムをもたらした。CKからのこぼれ球を、相手DF土屋に引き倒されながら押し込んだ。「とっさに両足を出しました。どちらに当たったか?  分かりません」。泥臭いゴールで決定力をアピールした。退場のシーンでも、熱くなって相手と言い合うことはなかった。
 オシム監督の厳しい言葉は、本当に巻を責めてのものではない。スター扱いをされる巻の将来を案じてのものだ。90年W杯でストイコビッチらを擁し、ユーゴスラビアを8強に導いた名将は、スター扱いされた選手が我を忘れ、才能をムダにするさまを冷静に見てきた。「メディアは時として危険」とオシム監督は言う。6月のワールドユースで名をあげ帰国したMF水野にも「FKとロングスローだけだったな」とピシャリ。謙虚さを失わず、もっと高いレベルを目指せとの思いがこもった一言だった。
 巻もオシム監督の思いは感じている。代表から戻ると、ヤン・コーチと相談し体幹部強化の新メニューを組んだ。「すぐに結果が出るものじゃありません。来年を目指して、長いスパンで鍛えます」。変わらない。あわてない。オシム監督の温かいまなざしを受け、巻は地道にドイツを目指す。【塩畑大輔】

hatenaのリンクをたどると、オシム語録とあり、なんとJEFのHPにありました。
http://www.so-net.ne.jp/JEFUNITED/goroku/index.html

すごい。オシム語録。。